NURO光に乗り換えてから、インターネットの速度には大満足やったんですが、ひとつ困ったことが起きました。
玄関横の屋外に設置している防犯カメラのアプリでWi-Fi設定画面を開き、カメラから見えているSSID一覧を確認してみました。すると——NURO光のONUのSSIDが一覧に表示されてないんです。そこで、これまで使っていたバッファロー製ルーターをAPモード(アクセスポイントモード)でNURO光のONUに併用接続することにしました。
この記事は、そんな体験をもとに「既存のバッファロー製ルーターをNURO光のONUに接続して使い続ける」方法をご紹介します。面倒な家中のWi-Fi機器の再設定をほとんどせずに済むというメリットがあるんです。
この記事でわかること
・NURO光のONU内蔵Wi-Fiが屋外に届かない理由
・既存のバッファロールーターをAPモード(アクセスポイントモード)で再活用する方法
・二重ルーター(二重NAT)を避ける設定の重要性
・2つのSSIDを使い分けることで再接続の手間を最小化するコツ
NURO光に乗り換えたら、屋外の防犯カメラにWi-Fiが届かへんようになった
工事が終わって、スマホやパソコンでスピードテストをしたら爆速。これは大正解やと思いました。ところが——
NURO光のONUは2階に設置で、防犯カメラは玄関の外、壁越し8〜9メートルほど離れた位置にあります。防犯カメラのアプリでSSID一覧を確認 → NURO光のSSIDが表示されへん
防犯カメラには専用のスマホアプリがあって、設定画面からカメラがキャッチしているWi-FiのSSID一覧を見ることができます。屋外設置の防犯カメラなら、ほとんどの機種にこの機能が付いているはずです。
アプリを開いてSSID一覧を確認した結果——NURO光のONUのSSID(例:「NURO-XXXX」)が、一覧にまったく出てこなかったんです。隣家のSSIDはうっすら拾えているのに、自宅のONUのSSIDは表示されない。これでハッキリしました。
判断のポイント
防犯カメラ側のSSID一覧にNURO光のSSIDが表示されなければ、それはもう「電波が届いていない」と判断してOKです。電波が弱くてもギリギリ届いていればSSIDは一覧に出てきます。一覧にすら出てこない=完全に圏外、ということです。
そこで、使用していたバッファロー製のWi-Fiルーターを取り出して、APモードでNURO光のONUに併用接続する方針を決めました。
うちのONUは「NSD ーG3100T」
NURO光から貸し出されるONUはいくつか種類があって、うちに届いたのはNSDーG3100Tでした。
このONUはWi-Fi機能を内蔵していて、2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯のSSIDが最初から使えます。普通の部屋の中では十分快適に使えるのですが、屋外は電波が弱いようです。ONU内蔵Wi-Fiの弱点:壁・距離・屋外には特に弱い
そもそもONUが内蔵するWi-Fiは、「光回線とセットで使える最低限のWi-Fi」として設計されています。専用の高性能Wi-Fiルーターと比べると、アンテナ数や出力が控えめのようです。
特に以下のような場所では電波が届きにくくなるようです:
- ONU設置場所から15メートル以上離れた場所
- コンクリートや厚みのある壁を2枚以上挟んだ場所
- 屋外(外壁を挟むだけで電波は大幅に減衰する)
- 2階以上の部屋(ONUが1階の場合)
- 離れや車庫
防犯カメラは屋外設置が多いため、外壁1枚挟むだけでWi-Fiが届かへんということはよくある話です。5GHz帯は特に障害物に弱いので、2.4GHz帯に切り替えてもギリギリというケースも少なくありません。
「バッファローのルーターも並行して使う」という話

使用していたバッファロー製のルーターをアクセスポイントモード(APモード)に切り替えて、NURO光のONUのLANポートに接続することで、Wi-Fiの届く範囲をそのまま維持することとしました。
上の写真の左がバッファロー製Wi-Fiルーター、右がNURO光のONU(NSD-G3100T)です。このふたつをLANケーブルで接続して併用しています。
解決策はシンプル:旧ルーターをAPモードで追加接続するだけ
仕組みは単純です。
- NURO光のONUのLANポートと、バッファローのルーターをLANケーブルで接続する
- バッファロールーターの動作モードを「アクセスポイント(AP)モード」に手動スイッチで変更する
- これだけ
バッファローのルーターは、Wi-Fiを飛ばすアンテナとして機能し、インターネット接続の管理(IPアドレスの割り当てなど)はすべてNURO光のONUが担当するので、バッファロー側は「電波を飛ばすだけ」の役割になります。
実際にやってみたこと
バッファロールーターの設置場所はそのままで、その隣に置いているONUにONUに付属で入っていた白いLANケーブルを接続し、手動でスイッチを切り替えて電源コンセントを接続したところ、玄関外の防犯カメラがあっさりWi-Fiに再接続されました。設定変更の作業時間はトータルで5分程度でした。
【接続図】壁→ONU→(LAN)→バッファロー→Wi-Fi
ネットワーク全体の構成はこのようになります:
インターネット(光ファイバー)
│
│(光ケーブル)
▼
┌─────────────┐
│ NURO光 ONU │ ← ZXHN F660A / HG8045Q
│(ルーター機能あり)│ IPアドレス管理(DHCP)はここ
└──────┬──────┘
│(LANケーブル)
▼
┌─────────────┐
│ バッファロー │ ← APモード(アクセスポイントモード)に設定
│ Wi-Fiルーター│ ルーター機能OFF・Wi-Fiアンテナとして動作
└──────┬──────┘
│(Wi-Fi電波)
─────┼─────────────────
│ │ │
防犯カメラ スマート家電 古いタブレット
(屋外) (IoT機器) プリンタ 等
この構成のポイントは、ONU(NURO光)がすべてのIPアドレス管理を行い、バッファローはWi-Fiのアンテナとしてだけ機能するという点です。
二重ルーター(二重NAT)にならないための設定が超重要
ここが一番の注意点です。
バッファローのルーターを何も設定せずにONUに繋ぐと、「二重ルーター(二重NAT)」という問題が発生する可能性があります。
二重NATとは、ONU側とバッファロー側の2台がそれぞれIPアドレスの管理をしてしまう状態のことです。こうなると、ゲーム機のNATタイプが悪化したり、プリンタ・スマート家電などの機器同士がうまく通信できなかったりします。
やってはいけない接続方法
バッファロールーターのWANポート(青色・「Internet」と書かれているポート)にONUのLANケーブルを挿すと、ルーターモードで動作してしまい二重NATになります。
→ 必ずバッファロー側をAPモードに変更し、LANポートに接続してください。
バッファローをアクセスポイント(APモード・ブリッジモード)に切り替える
「アクセスポイントモード」「APモード」「ブリッジモード」——これらはすべて同じ意味を指しています。ルーター機能(DHCP・NAT)をオフにして、Wi-Fiアンテナ専用の動作にするモードです。
バッファロー製品には多くの場合、以下の2種類の変更方法があります:
- 本体のスイッチで切り替え:一部の機種は本体側面や背面にAutoモード・ルーターモード・APモードの物理スイッチがあります
- 管理画面から設定:スイッチがない機種は、ブラウザから管理画面(192.168.11.1)にアクセスして設定変更します
設定手順:バッファロールーターの動作モード変更
【スイッチがある機種の場合】
- 本体の電源を切る
- 側面または背面のスイッチを「AP」または「BRIDGE」に切り替える
- 電源を入れ直す(起動後はAPモードで動作)
【管理画面から設定する場合】
- バッファロールーターのWi-FiまたはLANケーブルでPCやスマホを接続する
- ブラウザで
http://192.168.11.1を開く(機種によって異なる場合あり) - 管理画面にログインし「詳細設定」→「動作モード」を開く
- 「アクセスポイント(AP)」または「ブリッジ」を選択して保存
- ルーターが再起動され、APモードで動作開始
2つのSSIDを使い分けるのが意外と便利やった
この構成の一番のメリットは、家の中に2つのSSIDが存在することです。
- ONU側のSSID(例:「NURO-XXXX」)
- バッファロー側のSSID(例:「Buffalo-G-XXXX」←以前から使っているもの)
最初は「2つあると面倒くさい」と思うかもしれませんが、これが意外といいんです。
ONU側のSSID:テレビ・PC・スマホなど速度重視の機器を繋ぎ直す
NURO光の大きな魅力は、最大10Gbps(10Gプラン)の高速通信です。この速度を最大限に活かしたい機器については、ONUのSSIDに接続し直すことをおすすめします。
ONU直接のWi-Fi(5GHz帯)につながれば、動画視聴・テレワーク・オンラインゲームなど、帯域を多く使う用途でNURO光のポテンシャルを引き出せます。
ONUのSSIDへの移行を優先したい機器の例:
- スマートテレビ・Fire TV Stickなど動画ストリーミング機器
- ノートPC・デスクトップPC
- スマートフォン(メインで使うもの)
- ゲーム機(Nintendo Switch・PlayStation等)
バッファロー側のSSID:防犯カメラ・古いタブレット・プリンタはそのまま
一方、速度よりもつながっていることが大事な機器については、バッファロー側のSSIDのまま使い続ければOKです。
この構成の最大のメリットがここです。これらの機器は、NURO光に乗り換えた後も一切の再接続作業が不要です。
| 機器の種類 | おすすめのSSID | 理由 |
|---|---|---|
| 防犯カメラ(屋外) | バッファロー側 | 電波範囲・そのまま使える |
| スマート家電(照明・エアコン等) | バッファロー側 | 再設定作業ゼロ |
| 古いタブレット・スマートスピーカー | バッファロー側 | 2.4GHz対応のみでもOK |
| Wi-Fiプリンタ | バッファロー側 | 設定変更不要 |
| テレビ・メインPC・スマートフォン | ONU側 | NURO光の速度を最大限活用 |
家庭内ネットワークは1つのまま → プリンタ印刷もOK
「2つのSSIDに機器が分かれると、プリンタがスマホから使えなくなるんじゃないか?」と心配される方もいると思います。
APモード(ブリッジモード)で設定している限り、この心配は不要です。
APモードでは、ONU側とバッファロー側は別々のネットワーク(サブネット)ではなく、同じひとつのホームネットワーク(LAN)として機能します。IPアドレスの管理はONU1台が一元管理するため、ONU側のSSIDにつながっているスマホから、バッファロー側のSSIDにつながっているプリンタへの印刷命令も普通に通ります。
確認済みの動作
・スマホ(ONU側SSID)→ Wi-Fiプリンタ(バッファロー側SSID)への印刷:正常動作
・スマートTV(ONU側SSID)→ NASへのアクセス(バッファロー側SSID):正常動作
・IOT機器同士の通信(同じLAN内):問題なし
再接続作業ゼロが最大のメリット
「NURO光に乗り換えたくても、機器の再設定が面倒で踏み切れない」という声は、けっこうよく聞きます。
確かに、スマート家電やIoT機器が10台以上あると、全部のWi-Fi設定を新しいSSIDに変更するのは大変な作業です。それぞれの機器ごとに設定アプリを開いて、パスワードを入れ直して……正直しんどいですよね。
スマート家電・IoT機器は設定変更なしで動き続ける
今回の「既存バッファロールーターをAPモードで継続使用する」方法なら、バッファロー側のSSIDのパスワード・SSID名はそのまま変わりません。
つまり、これらの機器は何も変更しなくても、これまで通りインターネットに接続し続けます:
- 屋外の防犯カメラ
- スマートロック
- 照明・エアコン・冷蔵庫などのスマート家電
- Alexa・Google Home などのスマートスピーカー
- 古いタブレット・子ども用端末
- Wi-Fiプリンタ・スキャナ
- ゲーム機(速度が気になる場合はONU側に移してもOK)
どの機器を新SSIDに移すか:おすすめの使い分け例
乗り換え後にやることは、たった一つです。速度の恩恵を受けたい機器(テレビ・PC・メインのスマホ)だけ、ONU側のSSIDに繋ぎ直す。これだけです。
台数が多くても、速度重視の機器は多くて5〜6台程度というご家庭が多いのではないでしょうか。その数台だけ再接続すれば、他はそのまま。乗り換えのハードルが一気に下がります。
NURO光への乗り換えを検討されている方へ
Wi-Fi機器の再設定が心配な方も、この方法を使えば再接続作業を最小限に抑えて乗り換えできます。
まとめ:乗り換え後のWi-Fi問題は「既存ルーター活用」で解決できる
今回の体験をまとめると、こういうことです。
| 問題 | 解決策 |
|---|---|
| NURO光ONUのWi-Fiが屋外まで届かない | 既存バッファロールーターをAPモードで接続・継続利用 |
| 2台接続すると二重NAT問題が起きる | バッファロー側をAPモード(ブリッジモード)に設定 |
| 家中の機器を全部再設定するのが面倒 | バッファロー側のSSIDはそのまま使い続ける |
| ONU側の高速Wi-Fiを活かしたい | 速度重視の機器だけONU側のSSIDに移行 |
手持ちのバッファロー製ルーターがあれば十分に対応できます。設定もAPモードへの切り替えだけなので、難しい操作はほとんどありません。
NURO光への乗り換えを検討している方で「Wi-Fi機器が多くて乗り換え時の再設定が面倒」と思っている方には、ぜひこの方法を試してみてください。NURO光の速度のメリットを最大限に活かしながら、現在の環境への影響を最小限に抑えられます。
快適なネット生活、実現できますように!
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